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ラインナップ
TCR/BCR レパトア解析
特異的抗原認識に関わる免疫細胞の多様性解析を遺伝子レベルで実施します。非バイアス増幅、次世代シーケンス、専用のバイオインフォマティクスなど、最適化された手法を用いることで、高品質なレパトア解析を実現しています。
ネオエピトープ解析
RNA seqとExose seqを併用し、個人ごとに異なるがんに特異的な遺伝子の変異を探索します。分子間結合力も考慮し、抗原提示可能な変異ペプチド(ネオエピトープ)を探索します。シーケンスデータを用いたindel、long indel、splicing variantにも対応可能です。
16S rRNA菌叢解析
それぞれの細菌種で保存された16S rRNA遺伝子のV1V2またはV3V4領域を次世代シーケンスで測定することで、検体に含まれる細菌種の分布(菌叢)を解析します。生物由来(糞便、唾液など)検体だけでなく、環境由来(土壌、食品など)検体にも対応可能です。
成果発表
- 2024/10/23
- 論文
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臨床免疫
Low-frequency CD8+ T cells induced by SIGN-R1+ macrophage-targeted vaccine confer SARS-CoV-2 clearance in mice愛知県がんセンター(研究所) 腫瘍免疫制御TR分野 村岡大輔先生、東京大学大学院 医科学系研究科 国際保健学専攻 MOI MENG LING先生、京都大学大学院 医学系研究科 医学専攻感染・免疫学講座 秋吉一成先生、長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 腫瘍医学分野 池田裕明先生、ユナイテッド・イミュニティ株式会社 原田直純先生らによる研究グループより、PNGによる髄質マクロファージ選択的送達は、C型レクチンSIGN-R1への結合に依存することが明らかとなりました。これにより低頻度であってもウイルス感染に迅速に反応する特定の CD8陽性キラーT細胞の誘導はワクチンの有効性にとって重要であり、SIGN-R1+髄質マクロファージを標的とした抗原送達によって達成が可能となります。
本研究において、誘導されたCD8陽性キラーT細胞のクローン毎の違いを確認する方法として当社のT細胞受容体(TCR)のレパトア解析の技術が用いられました。なお、本研究の成果については下記Webサイトにおいてニュースリリースされております。
東京大学:モイ教授のナノ粒子性薬剤送達システムを用いたワクチン研究論文が英国Nature系 npj Vaccines に掲載
京都大学:我が国独自のナノ粒子性薬剤送達システムを用いた次世代ワクチンの新型コロナウイルスに対する優れたキラーT細胞誘導と感染防御性能を動物モデルで実証―将来の感染症ワクチン開発への幅広い応用の可能性―
愛知がんセンター:T細胞誘導と感染防御性能を動物モデルで実証
ユナイテッド・イミュニティ株式会社:ナノ粒子性薬剤送達システム「Myeloid Targeting PlatformTM」を用いた 次世代ワクチンの新型コロナウイルスに対する 優れたキラーT細胞誘導と感染防御性能を動物モデルで実証 ― 将来の感染症ワクチン開発への幅広い応用の可能性 ―
- 2024/09/12
- 論文
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Cancer Research Communications
腫瘍免疫
Therapeutic efficacy of IL-7/CCL19-expressing CAR-T cells in intractable solid tumor models of glioblastoma and pancreatic cancer
山口大学大学院 医学系研究科 免疫学講座 太田啓介先生らの研究グループより、難治性がんである神経膠芽腫および膵臓がんに対するIL-7およびCCL19を産生する次世代CAR-T細胞(7×19 CAR-T)の治療効果をマウスモデルを用いて検討した論文が発表されました。
7×19 CAR-Tの細胞傷害活性および治療効果の確認を目的として、上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)陽性神経膠芽腫および健常ドナーPBMCから作製した抗EGFRvIII CAR-Tを用いたモデルとヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陽性膵臓がんオルガノイドおよび同じ患者のPBMCから作製した抗HER2 CAR-Tを用いたモデルにおいて、in vitroおよびin vivoで評価を行い、その結果マウスの生存期間が延長したことが確認されました。本研究は、患者由来の腫瘍オルガノイドと同じ患者のPBMCから生成されたCAR-Tを使用した自己モデルで、望ましくない同種免疫応答が完全に排除された次世代CAR-Tの治療有効性を実証した初めての研究です。
当社では、7×19 CAR-TをCAR陽性T細胞と陰性T細胞に分け、Injection前(PBMC作成由来)と後(脾臓細胞由来)でのTCRα鎖とβ鎖のレパトア解析を実施させて頂きました。
- 2024/08/15
- 論文
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臨床免疫
Analysis of B-cell receptor repertoire to evaluate immunogenicity of monovalent Omicron XBB.1.5 mRNA vaccines
神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科 船越洋平先生、薬師神公和先生、感染症内科 大路剛先生らにより、当社のレパトア解析を利用した論文が発表されました。本論文では、当該研究室にて開発された新しい新型コロナウイルス特異的な抗体配列の定量方法(QASAS法)を使用してXBB.1.5 mRNAワクチンの評価を行い、オミクロンXBB株に対する抗体産生が以前のワクチンよりも強力であることを示唆する結果が得られました。
当社のBCRレパトア解析は、新型コロナウイルス特異的抗体データベースと照合するための抗体遺伝子配列の取得に利用されています。
TCR/BCRレパトア解析ガイドブック
必見!これからレパトア解析を実施される先生方へ
レパトア解析には興味はあるけれど、どんな点に注意すればよいのか、何が具体的にできるのか、どのような準備が必要なのかなど、初心者の疑問を分かりやすく解説したレパトア解析ガイドブックを用意しました。
ご希望の方は、下記よりお申し込みください。