成果発表

2021/01/08
論文

Communications Biology

基礎免疫
Skin T cells maintain their diversity and functionality in the elderly
https://doi.org/10.1038/s42003-020-01551-7
大阪大学大学院 医学系研究科内科系臨床医学専攻 情報統合医学講座皮膚科学教室
吉岡華子 先生
皮膚と末梢血中に存在するHuman resident memory T cellsを用いた加齢による免疫細胞の変化を2国間で検討した研究において、当社TCRレパトア解析を利用されました。本研究において、老人の皮膚中に存在するhuman resident memory T cellsは免疫多様性が維持されていたことが発表されております。

2021/01/07
論文

Pediatric Surgery International

The administration of hepatocyte growth factor prevents total parenteral nutrition-induced hepatocellular injury in a rat model
https://doi.org/10.1007/s00383-020-04823-9
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 健康科学専攻 発生発達成育学講座小児外科学
松久保眞 先生
ラットモデルを用いた完全非経口高栄養法(中心静脈栄養法)による肝障害予防においてHGFの投与の有効性を検討した研究において、肝組織中の関連遺伝子発現量を測定することを目的に当社解析技術が用いられました。

2020/12/18
論文

Scientific Reports

臨床免疫
T‑cell receptor repertoire of cytomegalovirus‑specific cytotoxic T‑cells after allogeneic stem cell transplantation
https://doi.org/10.1038/s41598-020-79363-2
がん・感染症センター東京都立駒込病院血液内科
遠矢嵩 先生
同種造血幹細胞移植におけるサイトメガロウイルス感染に関する研究において、当社TCRレパトア解析が利用されました。 本研究では16人の移植後患者の末梢血を用いてサイトメガロウイルス陽性細胞を抽出後、サイトメガロウィルス特異的T細胞を解析し、そこに含まれる患者間共通クローンの探索を行っております。 本研究を通して、移植後のサイトメガロウイルス再活性化において免疫細胞がどのような応答を示すかを明らかにしていくことができることを示唆しております。また、この発表には当社社員が共著者として解析に参画しております。

2020/10/28
論文

Nephrology Dialysis Transplantation

臨床免疫
Aberrant mucosal immunoreaction to tonsillar microbiota in immunoglobulin A nephropathy
https://doi.org/10.1093/ndt/gfaa223
新潟大学大学院医歯学総合研究科 腎研究センター 腎・膠原病内科学分野
山口浩毅 先生
自己免疫疾患であるIgA腎症における免疫応答研究の報告において、当社のBCRレパトア解析技術を利用して、IgA腎症患者群と扁桃炎患者群(比較群)で免疫細胞のレパートリーがどのように違いがあるかを解析する上で利用されました。また、この発表には当社研究員が共著者として解析に参画しております。

2020/09/24
論文

Jornal for ImmunoTherapy of Cancer

腫瘍免疫
Adoptive transfer of zoledronateexpanded autologous Vγ9Vδ2 T-cells in patients with treatment-refractory nonsmall-cell lung cancer: a multicenter,open-label, single-arm, phase 2 study
Journal for ImmunoTherapy of Cancer 2020;8:e001185.doi:10.1136/jitc-2020-001185
東京大学 医学部附属病院 免疫細胞治療学講座
垣見和宏 先生
ガンマデルタT細胞療法を用いた非小細胞肺癌の臨床試験の報告において、当社のTCRレパトア解析技術が治療投与前後でのデルタT細胞の主たるクローンの存在頻度変化のモニタリング等に利用されました。また、この発表には当社研究員が共著者として参画しております。

2020/09/14
論文

PNAS

基礎免疫
Circulation of gut-preactivated naïve CD8+ T cells enhances antitumor immunity in B cell-defective mice
https://doi.org/10.1073/pnas.2010981117
京都大学大学院 医学研究科 免疫ゲノム医学
Maryam Akrami 先生
B細胞欠損マウスにおける高い抗腫瘍免疫力の機序を解明する報告内容において、腸内細菌叢解析を当社が行い、腸内細菌叢と腫瘍免疫の関連を探る中で当社解析を用いております。また、この発表には当社研究員が共著者として参画しております。

2020/08/28
論文

Nature Immunology

基礎免疫
Fibroblasts as a source of self-antigens for central immune tolerance
Nat Immunol (2020)doi:10.1038/s41590-020-0756-8
東京大学大学院 医学系研究病因・病理学専攻 免疫学
新田剛 先生
T細胞寛容誘導に必要なPDGFR + gp38 + DPP4-胸腺線維芽細胞サブセットを探索した研究において、当社TCRレパトア解析が利用されました。マウスTCRレパトア解析により、特定のLTβRを欠損させることで一部TCRクローンのセレクションを回避することを示しております。

2020/06/29
論文

Frontiers in Immunology

臨床免疫
A Novel Synthetic Dual Agonistic Liposomal TLR4/7 Adjuvant Promotes Broad Immune Responses in an Influenza Vaccine With Minimal Reactogenicity
Front. Immunol., 19 June 2020 doi:10.3389/fimmu.2020.01207
Moores Cancer Center, University of California San Diego (UCSD)
金子(佐藤)ふみ 先生
UCSDが開発した新規リポソーム製剤(TLR4/7デュアルアゴニスト)の研究において、当社BCRレパトア解析が利用されました。BCRレパトア解析により、本製剤がリンパ節における多様なB細胞を誘導し、インフルエンザウイルスの広範囲のヘマグルチニン(HA)エピトープに対する抗体を誘導できることが示されました。TLR4/7デュアルリポソームアジュバントを利用することで高い安全性と幅広い防御能をもったワクチンの開発が期待されます。

2020/06/11
論文

International Journal of Molecular Sciences

基礎免疫
Cross-Reactivity of Palladium in a Murine Model of Metal-induced Allergic Contact Dermatitis
Int. J. Mol. Sci. 2020, 21, 4061
東芝林間病院 歯科口腔外科
重松宏昭 先生
マウスを使用した金属アレルギーの研究において、当社レパトア解析が利用されました。 ニッケルとパラジウム、クロミウムとパラジウムに交叉反応を持つ2グループのマウスの組織を用いて、T細胞受容体(TCR)解析を行い、金属アレルギーが起きた際に応答するT細胞の共通性を検討しました。2群間において、同様のTCRプロファイルを持つT細胞が確認され、インバリアントT細胞(MAIT細胞やナチュラルキラーT細胞)においても共通する応答が確認されたと報告しています。

2020/04/03
論文

Scientific Reports

富山大学の藤坂志帆先生が "Bofutsushosan improves gut barrier function with a bloom of Akkermansia muciniphila and improves glucose metabolism in mice with diet-induced obesity"を報告。

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