成果発表

2021/04/20
論文

The Journal of immunology

臨床免疫
Autoreactivity of Peripheral Helper T Cells in the Joints of Rheumatoid Arthritis
https://doi.org/10.4049/jimmunol.2000783
九州大学医学研究院 整形外科学分野
櫻木高秀 先生
当論文において、当社解析技術を用いて関節リウマチ患者の末梢血と関節部から採取したヘルパーT細胞の解析を行い、疾患特異的な免疫応答について、その末梢血と関節部における多様性を比較検討しております。 また、その免疫応答にはPD-1が関与していることを示唆しております。

2021/03/18
論文

Cancer Immunology, Immunotherapy

臨床免疫
Clinical significance of peripheral TCR and BCR repertoire diversity in EGFR/ALK wild-type NSCLC treated with anti-PD-1 antibody
https://doi.org/10.1007/s00262-021-02900-z
神奈川県立がんセンター 呼吸器内科
中原善朗 先生
当論文において、当社解析技術を用いてEGFR/ALK遺伝子変異型の非小細胞肺がん患者への抗PD-1抗体投与前後の末梢血からTCR/BCRレパトア解析を行い、治療効果の有無により多様性がどのように異なるかを検討されています。当社研究員も共著者として参画し、本件の解析に携わっております。

2021/02/24
論文

Science of the Total Environment

On-site Chlorination Responsible for Effective Disinfection of Wastewater from Hospital
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2021.145951
大阪薬科大学大学院薬学研究科 衛生化学研究室
東剛志 先生
当論文において、当社解析技術を用いて環境産物中の細菌叢解析を行いました。細菌叢解析から水環境中に存在する細菌叢の多様性の視点から、病院からの排水中の細菌叢が消毒によって起こり得る影響を検討されております。

2021/02/24
論文

Science of the Total Environment

Effects of natural sunlight on antimicrobial-resistant bacteria (AMRB) and antimicrobial-susceptible bacteria (AMSB) in wastewater and river water
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2020.142568
大阪薬科大学大学院薬学研究科 衛生化学研究室
東剛志 先生
当論文において、当社解析技術を用いて環境産物中の細菌叢解析を行いました。細菌叢解析からそれぞれの水環境中の細菌叢の違いを示されております。

2021/02/05
論文

Cancer Medicine

臨床免疫
Enhanced humoral immunity in breast cancer patients with high serum concentration of anti‐HER2 autoantibody
https://doi.org/10.1002/cam4.3742
大阪大学大学院 医学系研究科 乳腺内分泌外科学
佐藤泰史 先生
乳癌の抑制に重要な役割を果たすことが知られている抗HER2抗体が高値である患者と低値である患者において、液性免疫がどのように関与しているかを検討されており、抗HER2抗体が高値である患者群では腫瘍微小環境下における液性免疫が増強していることが報告されました。本研究の中で当社技術を用いて、腫瘍に浸潤するB細胞のレパトア解析が行われ、HER2抗体が高値グループと低値グループにおいて腫瘍に浸潤したB細胞の多様性にどのような違いがあるかが検討されております。

2021/01/25
論文

International Journal of Molecular Sciences

臨床免疫
Clonal Expansion of Tumor-Infiltrating T Cells and Analysis of the Tumor Microenvironment within Esophageal Squamous Cell Carcinoma Relapsed after Definitive Chemoradiation Therapy
JInt. J. Mol. Sci. 2021, 22(3), 1098; https://doi.org/10.3390/ijms22031098
相模原病院 腫瘍内科
森隆弘 先生
論文では食道癌患者の外科治療及び切除後の放射線化学療法併用療法において予後にT細胞クローンの増殖が関与していることを探索しており、当社解析技術を用いて腫瘍浸潤リンパ球のT細胞クローンのレパトア解析を行い、治療後にT細胞クローンの多様性が減少していることが示されております。

2021/01/25
論文

Nature Communications

基礎免疫
A clinically applicable and scalable method to regenerate T-cells from iPSCs for off-the-shelf T-cell immunotherapy
https://doi.org/10.1038/s41467-020-20658-3
京都大学 iPS細胞研究所
入口翔一 先生
論文ではフィーダー細胞を使わずに大量にT細胞を得る方法を開発したことが発表され、作成したiPS由来T 細胞がもとのT細胞を再生していることが当社技術を用いて確認されております。 今回の発表された研究成果が、iPS細胞を用いた医療用のT細胞を大量に生産することやヒトのT細胞分化に関する研究発展に寄与することが期待されております。

2021/01/15
論文

Journal of Clinical Medicine

Effects of Transanal Irrigation on Gut Microbiota in Pediatric Patients with Spina Bifida
J. Clin. Med. 2021, 10(2), 224;https://doi.org/10.3390/jcm10020224
東京慈恵会医科大学 泌尿器科
古田昭 先生
経肛門的洗腸療法(Transanal Irrigation:TAI)を行った二分脊椎患者の便を用いて細菌叢解析を行い、TAI療法による腸内細菌叢への影響を検討しています。当社が実施したコントロール群と治療群の治療前後での16SrRNA菌叢解析結果が重要な解析指標として利用されており、治療前後において特定の細菌種の存在頻度の変化がコントロール群と比較して認められ、TAIによる腸内細菌叢への影響を示唆されております。

2021/01/13
論文

Annals of Clinical and Translational Neurology

臨床免疫
A new clustering method identifies multiple sclerosis-specific T-cell receptors
Ann Clin Transl Neurol. 2021 Jan 5. doi: 10.1002/acn3.51264.
九州大学大学院 医学研究院 神経内科
林史恵 先生
多発性硬化症(MS)患者の末梢血を用いて行った当社TCRレパトア解析のデータをソースにMS患者群とコントロール群の比較を行い、患者群において多様性が高いことが示されております。また、クラスタリング解析も合わせて行われ、TBV4-3のクラスターはHLA‐DRB1*04:05の患者で多く共有されていることが示されております。また、そのクラスター群がCMV抗原を認識することも予測されております。

2021/01/08
論文

Pediatric Surgery International

What is the optimal lipid emulsion for preventing intestinal failure-associated liver disease following parenteral feeding in a rat model of short-bowel syndrome?
https://doi.org/10.1007/s00383-020-04802-0
鹿児島市立病院小児外科
町頭成郎 先生
短腸症候群モデルラットを用いた腸管不全合併肝障害に最適な脂肪乳剤投与の検討を行う研究において、肝内の関連遺伝子発現量を測定する中で当社の遺伝子発現量解析技術が用いられました。

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