成果発表
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- 2018/03/22
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Cancer Immunology, Immunotherapy
腫瘍免疫
Quantitative T-cell repertoire analysis of peripheral blood mononuclear cells from lung cancer patients following long-term cancer peptide vaccination
Cancer Immunol Immunother. 2018 Jun;67(6):949-964.
順天堂大学 医学部 免疫学講座
竹田和由 先生
ペプチドワクチン療法の研究において、当社のレパトア解析が利用されました。論文では、ペプチドワクチン療法を実施する肺がん患者に対して、末梢血およびテトラマーでソートされたペプチド特異的T細胞のレパトア解析を実施し、経時的変化を長期間追った結果、治療時期によってクローンが入れ替わることを報告しています。その結果、ペプチドワクチン療法に反応するT細胞が複数存在することを示唆しています。
- 2018/03/19
- 論文
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血液腫瘍
Next-Generation Immune Repertoire Sequencing as a Clue to Elucidate the Landscape of Immune Modulation by Host-Gut Microbiome Interactions
Front Immunol. 2018 Apr 3;9:668.
広島大学 原爆放射線医科学研究所 血液・腫瘍内科研究分野
一戸辰夫 先生
血液腫瘍に関する研究において、当社のレパトア解析が利用されました。論文では、T細胞受容体(TCR)レパトア解析を実施し、サイトメガロウイルスpp65特異的TCRクローンを同定しています。その他、腸内細菌叢とレパトアの関係性について評価を行い、より多くの情報の蓄積によって、免疫関連の疾患や免疫恒常性に対するアプローチとなり得る可能性について示唆しています。
- 2018/03/08
- 論文
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腫瘍免疫
IL-7 and CCL19 expression in CAR-T cells improves immune cell infiltration and CAR-T cell survival in the tumor
Nat Biotechnol. 2018 Apr;36(4):346-351.
山口大学 医学部 大学院医学系研究科 免疫学
玉田耕治 先生
キメラ抗原受容体(CAR)発現T細胞に関する研究において、当社のレパトア解析が利用されました。論文では、インターロイキン7(IL7)およびケモカインCCL19を同時に産生するCAR-T細胞について、T細胞受容体(TCR)レパトア解析を実施し、TCR多様性を比較した結果、癌細胞を排除したマウスのCAR陰性T細胞は、移入前に比べてTCRの多様性が低く、CAR陽性T細胞はメモリ―形成後に偏ったTCRレパトアとなりました。この結果から、TCRレパトア解析法は腫瘍抗原特異的記憶形成と腫瘍抗原に対するエピトープスプレッディングを証明することに役立つ可能性があることが示唆されます。
- 2018/02/01
- 書籍
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「がん不均一性を理解し、治療抵抗性に挑む」
- 2018/01/18
- 論文
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腫瘍免疫
Increased diversity with reduced "diversity evenness" of tumor infiltrating T-cells for the successful cancer immunotherapy
Sci Rep. 2018 Jan 18;8(1):1058.
東京大学 医学部附属病院 免疫細胞治療学講座
細井亮宏 先生
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)に関する研究において、当社のレパトア解析が利用されました。論文では、B16メラノーママウスを用いて、複数のICIで処理し、腫瘍組織に浸潤するT細胞のTCRレパトア解析を評価しました。その結果、薬剤によってレパトアの多様性や傾向が変化しました。免疫療法の免疫関連有害事象を評価するためのバイオマーカーとなり得る可能性について示唆されています。
- 2018/01/15
- 論文
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血液腫瘍
Escape from thymic deletion and anti-leukemic effects of T cells specific for hematopoietic cell-restricted antigen
Nat Commun. 2018 Jan 15;9(1):225.
Interdisciplinary Graduate Program in Genetic Engineering, Seoul National University
Dr. Eun Young Choi
白血病の研究において、当社レパトア解析が利用されました。論文では、異なるマウスの系を用いて、T細胞受容体(TCR)レパトア解析を実施し、造血細胞に拘束性のある抗原を認識するT細胞が、胸腺内におけるネガティブセレクションを回避することを報告しています。これらの結果から、それらの細胞が骨髄移植の際に抗腫瘍効果を示すことが示唆されています。
- 2018/01/10
- 論文
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Journal of Oral and Maxillofacial Surgery
基礎免疫
Possible involvement of invariant natural killer T cells and mucosal-associated invariant T cells in a murine model of titanium allergy
J Oral Maxillofac Surg Med Pathol. 2018 Jan;30(1):1-9.
鶴見大学 歯学部 口腔顎顔面外科学講座
熊谷賢一 先生
金属であるチタンのアレルギー研究において、当社レパトア解析が利用されました。論文では、チタンアレルギーマウスモデルを作製し、T細胞受容体(TCR)レパトア解析において、病変部におけるレパトアの差異を報告しています。これらの結果から、NKT細胞およびMAIT細胞(粘膜関連インバリアントT細胞)の活性化が、チタンアレルギーにおいて誘導される可能性について示唆しています。
- 2017/12/16
- 発表
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"A new technology for high-throughput NGS-based antibody Repertoire analysis"を発表
12月16日 16:00-17:00 アフタヌーンセミナー room D詳細はこちら(PDF, 3MB)
- 2017/12/11
- 論文
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血液腫瘍
Deep sequencing of the T cell receptor visualizes reconstitution of T cell immunity in mogamulizumab-treated adult T cell leukemia
Oncoimmunology. 2017 Dec 11;7(3):e1405204.
京都大学 医学部 血液・腫瘍内科学
進藤岳郎 先生
白血病の研究において、当社レパトア解析が利用されました。論文では、成人性T細胞性白血病(ATL)患者について、T細胞受容体(TCR)レパトア解析を実施し、特異的治療薬であるモガムリズマブを用いた場合に、血液と皮膚のTCRレパトアの変化を評価した報告となります。その結果、薬剤の使用によって、血液に含まれるATLの存在頻度が特異的に変化することが示唆されました。
- 2017/12/11
- 発表
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秋田大学大学院医学系研究科・医学部 血液・腎臓・膠原病内科学講座の藤島直仁先生が"High-Throughput Sequencing of IgG B-Cell Receptors Reveals the Frequent Usage of the Rearranged IGHV4-28//IGHJ4 Gene in Primary Immune Thrombocytopenia in Adults"を発表(3582)