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膠芽腫とすい臓がんに対するIL-7およびCCL19産生能を有するCAR-T細胞の治療効果がマウスを用いて確認された研究において、当社のレパトア解析が利用されました

2024/09/12

山口大学大学院 医学系研究科 免疫学講座 太田啓介先生らの研究グループより、難治性がんである神経膠芽腫および膵臓がんに対するIL-7およびCCL19を産生する次世代CAR-T細胞(7×19 CAR-T)の治療効果をマウスモデルを用いて検討した論文が発表されました。
7×19 CAR-Tの細胞傷害活性および治療効果の確認を目的として、上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)陽性神経膠芽腫および健常ドナーPBMCから作製した抗EGFRvIII CAR-Tを用いたモデルとヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陽性膵臓がんオルガノイドおよび同じ患者のPBMCから作製した抗HER2 CAR-Tを用いたモデルにおいて、in vitroおよびin vivoで評価を行い、その結果マウスの生存期間が延長したことが確認されました。本研究は、患者由来の腫瘍オルガノイドと同じ患者のPBMCから生成されたCAR-Tを使用した自己モデルで、望ましくない同種免疫応答が完全に排除された次世代CAR-Tの治療有効性を実証した初めての研究です。
当社では、7×19 CAR-TをCAR陽性T細胞と陰性T細胞に分け、Injection前(PBMC作成由来)と後(脾臓細胞由来)でのTCRα鎖とβ鎖のレパトア解析を実施させて頂きました。

Cancer Research Communications

Therapeutic efficacy of IL-7/CCL19-expressing CAR-T cells in intractable solid tumor models of glioblastoma and pancreatic cancer

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