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Intratarsal keratinous cyst (IKC) における炎症と細菌叢との関連についての研究において、当社の16S rRNA菌叢解析が利用されました

2024/07/22

弘前大学大学院 医学研究科 皮膚科学講座 六戸大樹先生らの研究グループよりIntratarsal keratinous cyst (IKC) における炎症と細菌叢に関する論文が発表されました。
眼瞼の良性嚢胞性病変であるIKCは、通常は黄色から白色の囊胞として現れますが、まれに茶色から灰青色になることがあり、臨床診断に影響を及ぼします。この原因については明らかにされていません。著者の研究グループにおいて、この色素性IKCでは嚢胞壁下のメラノサイトが多くメラニン沈着が激しい領域に局所的なリンパ球浸潤があることを確認し、さらにその嚢胞内の細菌コロニーの細菌叢を解析しコリネバクテリウム種の存在を確認され、炎症と細菌叢に関連した色素性IKCの病因について考察されました。
当社では、論文中に示された嚢胞内の細菌コロニーを用いた16S rRNA菌叢解析を実施させて頂きました。

The Journal of Dermatology
Involvement of the genus Corynebacterium in the pathogenesis of pigmented intratarsal keratinous cyst

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