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秋田大学の研究者が発表した当社のBCRレパトア解析を利用した論文が「Scientific Reports」に掲載されました
2019/06/19
秋田大学大学院医学系研究科 総合診療・検査診断学講座の廣川誠教授らが発表した当社のレパトア解析を利用した論文
今回の論文は、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)に関するもので、免疫応答を明確にすることを目的とし、当社のBCRレパトア解析でB細胞受容体(BCR)IgGを測定されたものです。
測定の結果、患者群ではIgGのV遺伝子領域ではIGHV4-28が多く使われていました。この大部分はJ遺伝子領域ではIGHJ4を使用していました。また体細胞超変異を示唆するCDR3領域に単一のアミノ酸置換を有する複数の関連クローンが認められた。
これらIGHV4-28 / IGHJ4を含むIgGを発現するB細胞の増加は特定の抗原による可能性があり、ITPの免疫病態解明の一助となる可能性が示唆されました。