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理研ジェネシス株式会社とTCR/BCRレパトア解析サービスにおける、国際水準の品質での提供体制に関して提携しました
2016/06/01
このたび、株式会社理研ジェネシス(本社:東京都台東区、以下:理研ジェネシス)とRepertoire Genesis株式会社(以下、当社)は、当社の開発したTCR/BCRレパトア解析(注1)サービスを世界標準の品質を保証する体制でより多くの研究機関でご利用いただくことを目的に協業の協定を締結いたしましたのでお知らせいたします。
理研ジェネシスは、最先端の遺伝子解析技術を活用した遺伝子受託解析サービスや製品を多く提供し、個別化医療における技術・経験・ノウハウを多数保有する企業です。理研ジェネシスは当社と協力して、TCR/BCRレパトア解析サービスの国際水準の品質での提供体制を構築します。なお、理研ジェネシスで実施する遺伝子解析試験については、医薬品GLP省令に準じた理研ジェネシスにおける遺伝子解析試験の実施基準「RG-GLP(注2)」を導入し、2009年6月から運用を開始しています。このRG-GLPにより、製薬企業や医療研究機関の製薬治験や臨床試験を高い信頼性をもって受託できる体制を確立し実績を出しています。また、2010年5月にCAP(注3)認定を取得、2015年5月には日本初のCLIA(注4)ラボとしても登録されています。このCLIAラボの登録は、理研ジェネシスの遺伝子解析における技術水準が世界標準の品質保証と十分な信頼性を保有していることを証明するものです。
今後も当社と理研ジェネシスは、TCR/BCRレパトア解析のさらなる質の向上や効率化に向けた協業を進めるとともに、患者さん一人ひとりに最適な医療の実現に向けて、研究開発・事業展開に取り組んでいきます。
注1:TCR/BCRレパトア解析とは、T細胞とB細胞が抗原を認識するために持つT細胞受容体(TCR)やB細胞受容体(BCR)のDNA配列と存在比率を網羅的かつ定量的に解析する手法です。
注2:RG-GLP:Riken Genesis - Good Laboratory Practice。「医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令(医薬品GLP省令)」(厚生省令第21号、最終改正、平成26年7月30日厚生労働省令第87号)に準じた理研ジェネシスにおける遺伝子解析試験の実施基準。
注3:CAP:College of American Pathologists。米国病理学会(CAP)は、病理医、検査技師で構成される学会としては世界最大の学会です。現在世界95ヶ国23,000以上の臨床検査室を対象とした国際臨床検査成績評価プログラムサーベイ(CAPサーベイ)、および世界7,000以上の検査施設が参加する臨床検査室認定プログラム(LAP)などを実施する学会として知られています。
注4:CLIA:Clinical Laboratory Improvement Amendment。1967年CLIAという法が米国において成立し施行されました。その目的は、全ての臨床検査ラボが従うべき最小限の基準を定め、定期的な査察とBlind Testingによってその品質維持を図ることにあります。現在ではCLIAが米国における臨床検査ラボのデファクト規格となっています。